GOOGLE.ORG インパクトチャレンジ: AI FOR GOVERNMENT INNOVATION
公共サービスのあり方を、社会の利益のために変革する
Google.org インパクトチャレンジ: AI for Government Innovation は、行政機関による AI 活用で公共サービスの向上をサポートする、3,000 万ドル規模のグローバル イニシアチブです。Google は、行政機関と連携しながら生成 AI やエージェント型 AI を活用して、生活に不可欠なサービスから複雑な社会課題の解決まで、公共サービスを社会利益のために変革する非営利団体、社会的企業、および学術機関を募集しています。採択された団体は、資金提供に加え、数か月にわたる Google.org Accelerator に参加いただけます。Google の AI エキスパートによる専任のプロボノ技術サポートを通じて、プロジェクトの実現に取り組むことができます。
応募の流れ
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応募と選考プロセス
非営利団体、社会的企業、学術機関は、行政によるコミュニティへのインパクトを加速させる社会貢献プロジェクトについて、資金提供の対象として応募できます。
応募内容は Google.org および Google の専門家に加え、Apolitical や Centre for Public Impact といったパートナー組織の外部の第三者専門家によって審査されます。
その他の評価項目については、以下をご覧ください。応募締め切りは 2026 年 4 月 3 日です。 -
資金提供および各種サポート
選ばれた団体には、Google.org から資金(100 万~ 300 万米ドル)が提供されるほか、Google.org による Accelerator に参加いただけます。このプログラムでは、生成 AI やエージェント機能を活用して、公共サービスにおける重要課題を解決できるよう支援します。プログラムは数か月にわたり、Google AI のエキスパートによる専任のプロボノ技術サポートを通じて、影響力の大きいソリューションの実装を加速させます。
参加団体は、AI 戦略と責任あるガバナンスに関する堅牢なカリキュラムに加えて、Google の最先端の AI ツールにアクセスできる Cloud クレジットなどのリソースを受け取ることができます。
評価項目
応募にあたっては、提案するプロジェクトが以下の項目をどのように満たしているかを具体的に明示してください。
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効果
提案書では、データドリブンのソリューションを通じて公共サービスの重要な課題に対処し、コミュニティに測定可能な大きな成果をもたらすものであることを示してください。また、行政との強力なパートナーシップを活用していることを示すとともに、最終的な受益者にどのようにリーチしサポートするかについて深い理解を示す必要があります。
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テクノロジーの革新的な活用
提案にあたっては、Google の AI に関する原則に沿って、単なる漸進的な改善に留まらず、ポテンシャルの高いソリューションを加速させ、本質的な課題解決に向けた新しいアイデアを実現する生成 AI またはエージェント型 AI アプリを活用する必要があります。
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実現可能性
提案書では、優れたチーム体制、行政からの合意文書、摩擦を最小限に抑える導入戦略、成功を測定するための明確な指標など、公共サービスの現場に即した現実的な実行計画を明示してください。
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拡張性
提案書では、Google.org によるサポートの終了後も、知見を共有して成長を継続するための計画を含め、他の行政機関や地域、異なるユースケースでも汎用できる可能性を提示してください。
重点分野
Google が特に重視しているのは、最先端の生成 AI やエージェント型 AI を活用し、行政と連携して、医療や復元力、経済の分野における複雑な社会課題を解決するプロジェクトです。これには公共インフラの向上やアフォーダビリティの実現が含まれます。これら以外のトピックであっても、すべての評価項目を高い水準で満たしており、説得力のある提案であれば、検討の対象となります。
公共システムを強化することで、地域に関係なく、すべての市民がより効果的な医療サービスを受けられるようにします。例えば、生成 AI やエージェント型 AI を活用して、サービスへのスムーズな「窓口」を構築したり、最前線の医療従事者の対応能力を向上させたりします。また、どのようなコミュニティも取り残されることのない大規模な予防医療を推進します。
これまでに資金提供を受けた団体
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Jacaranda Health
SMS ベースのデジタル ヘルスサービスである PROMPTS は、ケニアおよびサハラ以南のアフリカで 380 万人の母親を支援しています。AI を活用したトリアージを通じて医療ケアをタイムリーに届け、政府によるデータに基づいたリソース配分の意思決定、保健省の政策やガイドラインの実施などをサポートしています。
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AirQo
AI を活用した大気質モニタリング システムにより、タイムリーかつ正確な地域のデータと分析情報を提供します。ウガンダのカンパラ市、ケニアのナイロビ市郡、ナイジェリアのラゴス市など、アフリカ大陸全体の公衆衛生を向上させ、地域のコミュニティや政府をサポートします。
コミュニティ自らが危機の計画、対応、復旧を担えるよう支援して、人々の安全を確保し、命を救います。例えば、AI を活用した予測と対応機能により、大規模な危機に対してコミュニティが十分な備えを持てるようサポートします。リアルタイムのデータを活用することで、公務員や緊急対応要員による災害対応のあり方を変革します。
これまでに資金提供を受けた団体
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Planscape
Spatial Informatics Group が管理する Planscape は、州および連邦政府のレジリエンス データを活用して、山火事の緩和策における優先順位付けをサポートする AI 搭載の意思決定支援ツールです。カリフォルニア州では 300 件以上の山火事レジリエンス計画の策定を支援し、100 万エーカーを超える整備の加速に貢献しました。
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GiveDirectly
トーゴ政府と提携して GiveDirectly が開発した MobileAid は、AI を活用したモバイル メタデータの分析を利用しています。従来の調査に伴う遅れを回避し、人道危機下にある極めて脆弱な世帯を前例のない精度で特定して、支援を可能にしています。
公共インフラを改善し、すべての人が不可欠なサービスを利用できる環境と、繁栄への道筋を確保することで、機会の拡大と生活コストの負担軽減を推進します。例えば、エージェント型 AI と予測最適化を活用して交通ネットワークを合理化し、インフラストラクチャ リソース配分の効率を向上させることで、誰もがあらゆる機会を掴めるようにします。
これまでに資金提供を受けた団体
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Nava Labs
Nava Labs は、リバーサイド郡をはじめとする政府機関と提携し、生成 AI を活用して管理業務の負担を軽減し、ケースワーカーの対応力を高めています。これにより、ケースワーカーは地域社会に経済的機会をもたらすプログラムの提供に注力できるようになりました。
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国際道路評価プログラム
AI と衛星画像を使用して、ベトナムの学校周辺における道路インフラの安全性を星で評価します。歩行者に優しい道路への政策や投資に活用することで、通学する子どもたちの安全を確保します。
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国際水管理研究所
AI を搭載した e-ReWater プラットフォームを活用し、エジプト、サウジアラビア、UAE などの国々において水資源の効率的な配分を最適化しています。政府機関との戦略的パートナーシップを通じ、農業や産業の需要と供給をマッチングさせることで廃水を価値ある資産へと変え、限られた淡水資源を保護します。
AI の活用事例
Google の最先端 AI ツールが、どのように公共サービスのあり方を革新し、社会利益のために強固なコミュニティを築いていくのか。その取り組みをご紹介します。
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Gemini Enterprise
Gemini Enterprise は、Google AI の最先端の機能(Vertex AI、エージェント ワークフロー、NotebookLM など)を統合した高度なエージェント プラットフォームです。組織はすぐに使えるエージェントや、Google およびエコシステム パートナーが提供する 200 以上の AI モデルにアクセスできます。
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Google Earth AI
Google Earth AI は、地理空間モデルと Gemini の推論能力を統合した地理空間インテリジェンス スイートです。AlphaEarth Foundations、WeatherNext、Open Buildings Dataset、Population Dynamics Foundation Model(PFDM)などのツールで利用できます。
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Roads Management Insights
Roads Management Insights(RMI)は、道路の蓄積データとリアルタイム データにアクセスし、分析とモニタリングを行って、道路網や公共事業における安全性、効率性、サステナビリティの向上を実現します。